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地熱発電とは?3つの種類と地熱資源量世界第3位の日本に秘められた可能性
数多くの温泉に恵まれてる私たちにとって、地熱発電は身近な発電方法のひとつです。事実、地熱の資源量はインドネシア、アメリカに次いで世界第3位です。
基本的には熱源に井戸のように筒を挿して、そこから熱水や蒸気を取り出しタービンを回し発電します。しかし、地熱発電と言っても、実はいくつか種類があります。

地熱発電の種類
ドライスチーム方式
これは、地下からそのまま水蒸気を井戸を通して取り出し、タービンを回す方法です。蒸気が熱水をほとんど含んでいなければ可能です。
フラッシュサイクル方式
蒸気に多くの熱水が含まれている場合、蒸気タービンに送る前に蒸気と熱水を分離する必要があります。これをフラッシュサイクル呼びます。
分離した熱水を減圧沸騰させて、さらに蒸気を生み出すこともできます。こちらは、ダブルフラッシュサイクルと呼ばれ、ただのフラッシュサイクルに比べ設備は複雑になります。
さらにダブルフラッシュサイクルで蒸気を取り出した後に残った熱水を蒸気にする方法、トリプルフラッシュサイクルと呼びます。とことん熱水を使い倒す方法です。
バイナリーサイクル方式
地下の温度が低く、熱水しか得られないときでも活用できる方法です。アンモニアやペンタンといった媒体は水よりも沸点が低いため、熱水で沸騰させることができます。そのアンモニアやペンタンの蒸気でタービンを回します。
主に上記3つが地熱発電の仕組みです。
日本における地熱発電の現状
地熱発電は、昼夜関係なく発電でき、発電量も安定しているため、再生可能エネルギーの中では優秀な存在です。しかし、日本での普及率はたったの約0.3%。さまざまな理由がありますが、ひとつには熱源の多くが保護が必要な特別区域に指定されているからです。特別区域に建物を建てたり穴を掘ることは許されていません。そして、熱源がある地域の8割が特別区域として指定されているのです。
しかしながら、再生可能エネルギー促進のために、規制緩和を求める声も大きくなってきています。日本の特性を活かした発電方法なだけに、うまく普及していって欲しいですね。

同じく優秀な再生可能エネルギーの1つ、風力発電>>
風力発電と言えば、プロペラがくるくる回って発電するアレですよね。実はこの風力発電、地熱発電と同じく昼夜問わず発電できる方法として注目されているのです!
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バイオマス発電も地熱発電も、タービンを回すことで発電するという仕組みは変わりません。(実は火力発電も同じです。)では、その違いはどこにあるのでしょうか…




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