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知らないと後悔する!農地転用と売電の秘密


農地転用のこんなこと気になっていませんか?

農地転用ってどういうこと??

使われなくなった農地のことを耕作放棄地、遊休農地、休耕田、遊休地、などと呼びます。

この耕作放棄地は、
・都市部に人が流れている
・農地の跡継ぎがいない

といった理由から年々増え、2010年の調査の段階で確認された耕作放棄地の面積は40万ヘクタール、なんと東京ドーム8510個分もの土地が放置されているのです。この広い土地を有効利用しようと、農地に太陽光発電を導入することを太陽光発電の農地転用と呼びます。


手続きは面倒なの??

太陽光発電による農地転用計画が普及していない大きな原因が、農林水産省の法規制です。
住宅には自由に太陽光発電システムを導入できますが、農地の場合はそう簡単にはいきません。政府は農地転用を厳しく監視しており、太陽光発電を設置する前に所定の手続きを経て許可を得る必要があります。

また、申込みに費用がかかり、結果が出るまで数ヶ月程度待たされることもめずらしくありません。しかも許可が下りなければ太陽光発電を設置することができません。仮に無断で転用すれば、罰金や懲役を課されることもあるのです。

現在の日本の食料自給率はおよそ40%前後。これは、先進諸国の中で最低レベルの数値です。政府としては自国の農業文化を発展させるためにも、貴重な農地を農業以外の目的で使用させるわけにはいかないのです。


2013年の3月31日、一定の条件下であれば、太陽光発電目的でも農地転用手続きなしに届出だけで一時許可が下りるようになった。

・農地に支柱を立てて地上から一定の高さにソーラーパネルを設置すること(ソーラーシェアリング)
・適切な営農を継続すること
・周辺農地の営農に支障を及ぼさない程度の規模であること
・太陽光発電システムを設置した農地での農作物生産状況を毎年報告すること
・営農状況が好ましくないと判断された場合、一時許可を取り消されることもある
・一時転用許可期間は3年間と定め、満了前に延長手続きを行う必要がある

などがその条件です。

条件があるにしても、農地転用手続きを省けるようになったのは非常に大きな進歩と言えます。


どんなメリットがあるの??

日本国内の農業従事者の人数は年々減少しており、今や耕作放棄地は全国におよそ40万ヘクタールも存在しています。そこで近年では、この農地を太陽光発電に活かす計画が進んでいます。農地を太陽光発電に転用すれば、以下のような素晴らしいメリットを得られます。


1. 耕作放棄地の再利用

広大な面積を持つ農地は、非常に価値のある不動産です。荒れた土地に雑草を生やしたまま放置しておくのは、あまりにももったいない話です。社会資源の有効活用にもなりますし、何より農地は一般的な土地よりも安く購入できるため、投資としても大変魅力的です。


2. 膨大な電気エネルギー生産

農地の日当たりの良さは太陽光発電システムを設置する上で理想的な条件です。住居の屋根に太陽光発電を設置するよりもはるかに高い発電効率を期待できます。

ちなみに、一般的な家庭での太陽光発電の発電量は10kW未満であり、使用しなかった余剰電力は電力会社に売ることができます。一方、農地を活用した太陽光発電なら発電量は余裕で10kWを超え、大量の電気を買い取ってもらうことができます。

電気の買い取り価格は年々低下傾向にありますが、発電量が10kWを超える場合、買い取り価格が20年間変化しない「固定価格買取制度」を利用することができ、経済的にも大変お得です。


3. 手続き省略

農地転用手続きの際には、農地の登記標本、図面、工事見取り図など、さまざまな書類が必要となります。行政書士に依頼すれば10~20万円程度の費用もかかり、土地所有者にとって大きな負担となります。しかも、農地法や自然公園法などの条例と照らし合わせて違反していないか厳しくチェックされるため、審査には非常に時間がかかります。

また、地域によっては、申請しても許可が下りない可能性もあります。それらの手間を省けるのは非常にありがたいことです。


4. 営農との両立

地面にソーラーパネルを設置すれば、その農地で農業を営むのは非常に困難になりますが、ソーラーシェアリングならパネルの下で作物の栽培を継続でき、エネルギー生産と食料自給率向上の両立を図れます。


デメリットもあるんでしょ??

全国の耕作放棄地を活用したクリーンエネルギー推進計画… と言えば聞こえは良いですが、農地を太陽光発電に転用する際には、現実問題としていくつかのデメリットを伴います。転用するまで気づきにくいものもあるので、農地を保有している方は以下のポイントに注意してください。


1. 細かい審査要件

ソーラーパネルは地面ではなく、支柱を立てて空中にセットすることが最低条件です。また、周辺農地に影響を与えないように、パネルの角度、高さ、間隔などにも制限を課されます。さらに、毎年1回農作物の生産状況を報告しなければならないうえに、一時許可期間は3年間と限定されているので適宜延長手続きを行う必要があります。


2. 農作物収穫量の減少

空中に巨大なソーラーパネルをセットすれば地面への日射量が低下し、少なからず農作物の生育に支障をおよぼします。栽培種が限定される以上、農作業とエネルギー生産の両立は容易ではありません。


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知らないと後悔する!売電の秘密

農地転用のメリットでもお話ししましたが、農地を活用した太陽光発電は、大量の電気を買取ってもらうことができます。さらに、電気の買取り価格は年々低下傾向にありますが、発電量が10kWを超える場合、買い取り価格が20年間固定される「全量買取制度」を利用することができます。

平成28年度(平成28年4月1日~平成29年3月31日)の買取金額は24円+税ですので、20年間24円(+税)固定で電力会社に買取ってもらえます。

知らないと後悔する!売電の秘密

注意しなければいけないのが、買取り額は年々下がっている点です。20年間買取り額が固定額されるため、買取り額が少しでも下がると、結果的に大きな差額となってしまい、それだけ導入費用の回収に時間がかかってしまいます。

つまり、農地に太陽光発電を導入するのは、早ければ早いほどお得ということになります。

売電金額が高い今が一番お買い得なのです。


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